
15年前四国の山奥にこもり、生き延びるための最低限の基本の食べ物を自給し、生活を形にしてきた。 お米、鶏、野菜、それに最低限の現金収入。この地では、自生の野草や薬草を生活に取り入れているが、西洋ハーブは必要がない。だからもちろん売れない。
従って、現金収入を安定させるにはハーブではなく、ほうれん草、みずな、キャベツ、ねぎ、大根、蕪、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、サツマイモ、豆などのだれもが食べる基本の野菜達をしっかり作ること。 そうして15年が過ぎた。
今年から再びハーブに取り組む。気持ちに余裕が生まれてきたのか、年老いてきた為なのか、
それとも時代の環境が求めてきたのか、30数年前とは違う理由で。
5月頃買い物カゴページを開く予定。
とりあえず料理用フレッシュハーブと、ドライハーブ&スパイス20点ぐらいを商品化予定。
すべて自社有機農場産。しかし少量。

一日3回美味しく食べたい、そうして自分の身体を元気にしたい、いつまでも。
そんなとき役立つ、際立つハーブ達。
食べること以前に、自分が栽培し、収穫し、調理することが
美味しく食べ、身体を元気にしている本当の原因だと今はわかる。

写真はボリジ ムラサキ科の一年草
ハウスの隅で毎年、こぼれた種が芽を出し、4月、透きとおる鮮やかな色を出す。全身産毛に包まれて。
花をサラダに散らし、あるいは砂糖に閉じ込めたり。
産毛に覆われた葉を齧ると、一瞬キュウリの香り。
なぜキュウリの香りなのか、わかりません。