春から夏は草刈りに追われます。ハウスの周辺、石垣の土手、田んぼの畦、

ハウスや畑への小道、農場横の小川の堤。

一枚の畑、田んぼの面積が狭い山間地は、段々畑の土手の面積の方が多いところもあります。

夏の草刈は最低3回は必要です。特に足場が悪く石が多い土手の草刈は、危険で、体力、気力だけでなく、細心の集中力も必要です。

草刈り機のエンジン音と振動に覆われて、長時間の緊張を強いられる作業は、疲れますが、

気持ち良いこともあります。風向きによっては青草の匂いにミントの刺激が混じったり、(左の写真)お花畑の様な小道に出会えます。

有機栽培では除草剤を使いませんから、草刈りを何回も繰り返すと、大きく生い茂る草も、大きくなる前に刈り取られ、一つの品種だけがのさばることがなくなり、時間とともに(何年もたつと)、多品種が競合しながら地面を覆い始めます。

草丈が低いまま花が咲き、種を付けるものが残る訳です。春から初夏にかけて、次々と小さな花が実に様々な変化を見せてくれます。

人間がどんなデザインをめぐらして花壇を作っても、この野草たちの生き様の多様な美しさには

かないません。もちろんこれは私個人の好みですが。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-7140-0721

担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。