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11/30日夕方、四万川農場近くの道路脇電柱にナミテントウの大群発見。電柱が黒い斑点で覆われ、近づくとどこからともなく、足元や身体がテントウムシだらけに。暖冬でハウスの中に未だに居座るアブラムシをやっつける天敵のあまりの多さに興奮。

手持ちの籠にかき集めようと、もがくもうまく出来ず。

結局300匹ぐらいをハウスの中へ。(写真)

翌々日、今度は松原農場近くの道路脇の電柱に虫の大群。これもナミテントウの群れでした。

異常気象と虫の大発生。平均気温が少し上がると

予想外のことが起きるのは、本当です。

 

冬の害虫で最も厄介なのがヤサイゾウムシ。飛ばない甲虫で土や野菜の上をのそのそ歩き、秋、土の中や、野菜の芯葉などに産卵。産卵数は一匹約1000個ぐらい。この幼虫が冬野菜の芯葉を食い尽くす。戦後ブラジルから帰化したらしい。冬のハウスの中で春菊、にんじんをはじめアブラナ科の野菜などなんでも食う。

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 日本にはメスしか居らずオスなしで産卵する(単為生殖)。
野菜を食べた幼虫は、春先土の中でさなぎとなり、秋、成虫となる。化学農薬を使う慣行農業では、アブラムシなどの殺虫剤で簡単に死ぬので、ヤサイゾウムシは大した害虫ではない。有機栽培では冬の手強い害虫です。

野菜ゾウムシの幼虫(小さな幼虫が冬野菜の小松菜、春菊、ホウレン草などの芯に入り込み成虫になるまで食べ続ける。一株に一匹取りつくと新葉を食べつくし収穫にならない。手で捕獲しようにも小さくピンセットなどでとる以外に方法がない厄介者です)

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。