出勤前、息子(2歳11ヶ月)をビリビリと叱りとばし、保育園に送る車の中でも私の怒りは収まらず、カッカカッカしながら畑に出た。

最近の朝一番の作業は、ズッキーニの受粉と収穫。

いつものようにカゴとハサミと軍手を持って、ハウスに向かう。

キーキー言うハウスの戸を開けると、黄色いズッキーニの花や、「食べて〜」とは言わないだろうけどブリンと大きくなったブロッコリーの濃い緑、朝のちょっと湿った土の匂い、ハウスの後ろの川から吹く風の涼しさ、そういうものが一気に私の中になだれ込む。

受粉のための雄花を探してズッキーニの横を歩いているうちに、気がつけば私の中にあったはずのカリカリ、ムカムカがどこかに行ってしまった。

う〜ん、畑に癒されてるかも?!と感じた朝だった。

でもこれ、さすがに農薬バンバン撒いて、化成肥料でガピガピになった畑じゃあ、癒し効果も半減しちゃうんじゃないかな・・・、苦労は多いけど無農薬有機栽培のご褒美はこんなところにもあるのかも・・・と思ったりもした。

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。