コリアンダーの自家採取種子。コリアンダーはセリ科の一年草。春に種を蒔けば初夏に花が咲き、秋遅く種取りができます。秋まきで越冬した株は春開花し、夏に結実します。(梼原)
タネは丸い殻の中に2粒ありますが、殻が固いため発芽をよくする為殻を割って(叩き割る)播種します。発芽は1週間から10日かかります。また夏の暑さに弱いため冬暖かい所では秋まきがおすすめです。
種子は甘く刺激的な心地よい香りです。ヨーロッパではスパイスとして種子を使います。お菓子や、お酒の香り付、肉料理の香り付けに使われます。
コリアンダーの葉は種子の甘い香りと違い、カメムシ臭のような強烈な臭いが特徴です。この匂いが好きな人は中国や東南アジアに多いようですが、日本でも病み付きになる人が増えてきました。トムヤムクン、生春巻き、中華料理ではスープ、お粥、麺類などに多用されます。
写真の種子と大きな緑の株は、葉を主に使う香菜です。種子を主に使うヨーロッパのコリアンダーは大きな株になりません。