コラードと梅ノ木の挿し木ー植物は万能細胞

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5〜6年前四万川農場に植えた梅ノ木が今年も花芽を付け春を待っています。
松原農場に移植を予定しましたが堀上が大変。挿し木で増やすことに。
昨年末の12/27日、花芽の付いた大きな枝を2本刈り取り、15cmぐらいにカットし温床苗床に挿し木。(地温20℃設定ー畑の土に電熱線埋め込み)
2020.1.17日現在、花が次々に開きすぐ落花。未だ発根してないので細く短い枝の水分(栄養分)だけでは開花ー受粉ー実付きまで出来ませんが未だ枯れてはいません。
もし2カ月も生きていれば発根した証拠です。勿論梅ノ木も開花受粉し結実すれば(種子)繁殖できます。「種子」ができなくても挿し木で繁殖できれば、果実は早く採れる。
例外はありますが植物は挿し木(栄養繁殖)で繁殖できます(農業の現場では動物はできません)
植物は「万能細胞」で植物以外の生き物の最後の食べ物は植物です。「動物」の食べ物は動物です。

植物しか食べない動物は(草食動物)既に「種」の生き残りを賭けて生き残った「種」と思われます。食物連鎖から「棲み分け」により「ベジタリアン?」になった。人間は何でも食べます。何でも食べて(殺生)繁栄した。従って欲望も果てしない。究極の「欲望」は生き抜く事(食べる)ですからもう既に「人類」は「種」としては滅亡に向かっていると思われます。

腹を満たすだけでなく過剰に食べ(あるいは過剰に食べない)自らの心身を壊す。
では植物は何を食べて自らを育み成長しているのか。
スーパーで買い物する時、レストランで食事する時、家族で食卓を囲む時、考えたことはありますか。
ロカヴォの「自然農法」は、太陽と雨(地下水)と風と土(土壌)から芽生えた緑の植物たち、彼らの生命力が充分発現できるように、目配りし手助けするだけです。この土地(梼原町松原)から生まれたもの(有機物)はこの土地に戻す。そしてこの土地で育った「種子」を蒔く。よそからこの土地や作物に何かを加えない。肥料農薬ホルモン剤天敵さえも。
そして何より「緑の植物」は自らの成長を完結しても(開花受粉種子)それ以上の食べ物を残してくれる。人間や土に住む微生物などに。これが私の食べ物=命の糧となります。自給自足です。

コラード繁殖ー500.jpg

コラード繁殖法 昨年春先種まきしたコラードがハウス内で大きくなり、秋に自重で倒れたので脇芽と下葉を刈ったら、茎が太く伸び2m以上に。生長点を残し長い茎を土に埋めたら茎の節目から発根発芽し写真のように成長繁殖し続けています。どこまで伸びるか何年生き残るか楽しみです。
ロカヴォのHPへの検索は「コラード」がなぜか多い。一年草も環境が変われば生き物は生き残ろうと生命力を発揮します。

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。