ジャガイモの苗定植
ジャガイモ芽だし

今年のジャガイモは種イモが少ないので芽出しを数回して、苗を植えます。一回目は早く収穫できるようハウスの中で種イモを並べ覆土後トンネルを掛けました。

メ―クイーンの中玉から3〜5本の芽が出ました。根もしっかり出ています。芽出し後、固いイモはそのまま2回目の芽出しをします。
ジャガイモの苗

10~15cm に伸びた芽を親芋から剥がします。露地の畑にこの苗を1本1本20cm 間隔ぐらいに1列定植し、霜が降りなくなるまで不織布かカヤ、わらなどで覆います。
今年のジャガイモは種イモが少ないので芽出しを数回して、苗を植えます。一回目は早く収穫できるようハウスの中で種イモを並べ覆土後トンネルを掛けました。
メ―クイーンの中玉から3〜5本の芽が出ました。根もしっかり出ています。芽出し後、固いイモはそのまま2回目の芽出しをします。
ジャガイモの苗
10~15cm に伸びた芽を親芋から剥がします。露地の畑にこの苗を1本1本20cm 間隔ぐらいに1列定植し、霜が降りなくなるまで不織布かカヤ、わらなどで覆います。
春の陽気で日光浴
力強い?哀しい?
原木椎茸の収穫実習。
近所の川上さんの杉林。
写真は平場ですが、原木の置き場のほとんどが急斜面。
収穫の籠を背負い、上り下りするのも大変な足場です。
90歳近いご夫婦が原木の運搬から植菌ー本伏せー天地返しー収穫ー乾燥までこなしています。
後継者がいる訳でもないのに新たな乾燥機を導入し生産意欲満々です。
現在の日本の農業を支えている現実です。
ロカヴォの冬の農作業は土づくりが中心です。勿論毎日収穫出荷はしていますが、露地畑も無加温ハウスの中も野菜ハーブの生育は遅く、雑草も邪魔な程は生えてきませんから、時間はゆっくり流れます。
大雪や氷結での対応は大変ですが。
萱は近場(農場や地元の野山)で手に入る大事な肥料の材料です。好気発酵させる堆肥にしても良いし、作物のマルチに、或いは畝間に敷き詰め、作付終了後に残材(収穫の残り物や雑草など)と一緒に土に入れ込みします。萱やススキの類はイネ科ですから野菜畑には貴重品となります。イネ科の野菜はトウモロコシぐらいですから(穀物は陸稲、小麦など)、土の中の微生物は多様になります。
夏蒔きの人参、ゴボウは草取りが大変です。人参の発芽は10日前後。雑草の発芽、生育は早く、あっという間に緑の絨毯にか細い人参の新芽は埋没してしまいます。春まき人参は2月下旬頃から種まきしますが、保温シートをベタ掛けし、発芽し本葉が出てきたらシートを取り、充分太陽にあてます。地温、気温とも低いので雑草は疎らですから、ゆっくり除草できます。
写真の人参は、播種1ヶ月以上経ったモノ。ここまで育てば、もう雑草には負けません。込み合った株を間引き、葉ニンジンとして出荷、美味しく食べられます。
夏の炎天下、手遅れ気味の田の草取りです。稗はお米よりも成長が早く、既に穂が出ています。根がしっかり張っている為、とても片手では引き抜きできません。汗と泥にまみれ幾度となく足を取られながら昼過ぎ、ようやく喘ぎながら陸に上がり振り返ると、数本の稗が首を出し笑っています。やれやれ、もう誰も田に足を踏み入れる人はいません。
5月中旬、本も谷農場のジャガイモを除草後、小型管理機で土寄せしました。畝間通路の土を片側にロータリーでかき上げます。土寄せと同時に排水用の30cm程の排水溝も出来、梅雨時の過剰な水分から、ジャガイモを守ります。
今年のジャガイモは、男爵、メ―クイーンの他、10種近く作付しましたが、上手く収穫出来たら報告します。6月から約1ヶ月が収穫時期ですが、梅雨の晴れ間が続くことを願っています。
オダ掛け乾燥した蕎麦、大豆を晴天日に叩いて脱穀。小規模生産の有機穀物はここからが大変な作業となります。比較的叩いてすぐ殻が採れるのは、小豆、蕎麦。大豆、黒大豆は長いヌンチャクか、麺棒などの竹や木の棒で丁寧に且つ力を込めて、ひたすら叩くしかありません。
叩き疲れたら次は、様々なざる(笊)で軽い殻やゴミを飛ばし、網目のサイズ違いのふるい(篩)を通し、石や土などの異物を取り除きます。そして最後は目視検査。人の手と目による選別です。気持ちよく安心して食べられる穀物を食べるには、大変な労力と時間が掛かります。
今日(11/24)は冬場れの日曜日。本も谷農場から四国カルスト台地(1200m)の稜線が望めます。明日は中国大陸から発達した寒冷前線が通過との予報。大荒れの天気予報で、今日中に一人で蕎麦刈りを終えなければなりません。訓練研修生達は決められたスケジュールで土日はお休み。私のスケジュールは天候が決めてくれます。暖かい日差しを浴びて、しばし無心で蕎麦刈りに集中します。
2013.3.23のハウス内の様子です。水菜、小松菜、ほうれん草、サニィーレタス、サラダボール、ブロッコリーが順調に育っています。やさいゾウムシ、ダンゴ虫、夜盗蛾等の幼虫、甲虫類も見つかりません。ただ一番左側のハーブやネギを蒔いた場所はものすごい雑草です。土の中で休眠していた無数の雑草の種が、湛水と低温刺激で目覚めたのかもしれません。またリーフレタスに数株、灰色カビ、菌核が発生し撤去しました。菌核は水で媒介し低温や一時的な酸欠にも強いので効果はありません。
今のところ冬場のハウス内を湛水状態にし、ロータリー耕耘を繰り返し、一時的に土壌の物理性を変え酸欠状態を作り出し、殺虫する方法は有効と思われます。なお湛水状態を2週間持続後、ハウス天井フィルムを張り、土壌表面が乾燥ひび割れ後、耕耘、堆肥も入れずそのまま播種、定植しましたが、生理障害も出ず生育も順調です。
厳寒気のハウス土壌消毒 (四万川農場A3 6×50m=300㎡)
(夏場の「ハウス密閉+湛水後全面マルチ」による土壌熱消毒の冬季版)
病害虫多発、連作障害等の対策として、自然エネルギーを利用した、主に害虫密度の軽減方法の試み。
冬の有機栽培(無農薬栽培)の主な害虫
夜盗虫をはじめとする蛾、蝶の幼虫、 ゾウムシの成虫、幼虫、 アブラムシの越冬成虫、、ダンゴ虫、キス ジノミハムシ幼虫、成虫、 カブラハバチ幼虫、 コオロギ(ハウス内越冬)など
方法
氷点下の朝が続く12月後半は、日照時間も短く、また四万川農場は標高1200mの四国カルストの麓にあり、大陸からの冷気と山陰並みの雪、曇天日が多く、晴天日でも氷が溶けない日が続きます。この日照不足と低温を利用し、土壌消毒(ハウス内土壌の生物相を変化させる)を行いました。
1:ハウスの天井フィルムをはがす。
2:ハウス内の野菜残材、雑草を耕耘漉き込み。
3:ハウス内が湛水するまで山水を入れ、ロータリーで耕耘、止水(田んぼのシロカキ)。
4:ハウス内全体が均一に湛水し氷結したら完成。
5:大雪の心配がなくなるまで放置し、その後フィルムを張り耕耘後、作付開始予定。
期待できる効果
1:長期間連続で作付を続けたハウス土壌に、雨、雪、山水を大量に入れ冬の田んぼの苗代状態を作り出すことで、土壌水分、温度、PH,溶存酸素量、塩基濃度などが急激に変化し、かつ土壌の物理性も変わり、生物相が大きく変わる(今の野菜害虫が酸欠、低温などで激減する)。
2:病原菌についても大きな変化が一時的に起き、有機栽培では特に発生が多くなる、うどんこ病などに効果的と思われる。(ただし菌核などには効果なし)
3:もし連作などで残存肥料分が過剰な場合、大量の灌水、雨さらしで流失できる。作付前に土壌分析し施肥設計できれば一番良い。
田んぼの苗代状態になるまで、水入れ後数回耕耘。この日は雪がぱらつき昼間の温度も氷点下のまま。
10月下旬、梼原の短い秋が終わり、朝の冷え込みが6℃〜8℃になると、大豆の葉が一気に落ち薄茶色の殻だけの姿となりました。いつ霜が降りてもおかしくない晴れた日、朝露の乾きを待って大豆の株を引き抜き、夕方まで秋の陽射しで乾燥させます。
カラカラと鞘の中の大豆が鳴れば乾燥した証。
シートの上で軽く叩けばきれいな丸い大豆が転がり出ます。
11月には必ず雪の日が来ますから、大豆の手作業での脱穀、選別をした後、いよいよ豆腐作りに挑戦です。長い長い今年の夏の雨模様の悪天候の中、病気もせず虫にも負けず、健気に育った丸い小さな実が、お豆腐に変身する。枝豆も美味しかったから豆腐も間違いなく美味しいだろうと、今から楽しみです。
5月初め、松原のハウスから収穫が始まりました。小松菜、水菜、ズッキーニなど。ほうれん草は生育が今一つと思いきや、新葉にアブラムシがびっしり! 同じハウスの中で最初に法蓮草にアブラムシが付くのは珍しい事です。このメンバーでは小松菜がいつも一番なのに。
3月上旬完成した新しいハウス11a(約310坪)に、ヅッキーニ、トマト、キュウリ、いんげん、ブロッコリー、サラダボールなどの苗が定植されました。またホウレンソウ、小松菜、水菜の種まきも無事終わりました。
4月の下旬ごろから松原農場からの収穫出荷が期待できます。
(左の写真はごろ土に植えられた小さなトマトの苗)
4年前耕地整理された後、放置された田は、雑草が生い茂りジャングル状態。昨年夏、草を刈り倒しそのままロータリー耕耘。そこへソバの種をばら蒔き、浅く再耕耘。12月、30㎏ばかりのそば粉を収穫。今年2月から始まったハウス工事で固められた表土は、雨の多い今年の冬の天候で全く乾燥せぬまま耕耘畝立て。結果、写真のような粘るごろ土となりました。
下の写真は定植10日後のキュウリの苗。朝、葉先の気孔(水孔)から出た水滴が、きれいに並んでいます。新しい根が地中に伸び、夜間水分を吸収し、過剰な水分を気孔から排出。活着した証拠です。昼間この水滴が乾き、葉先の色が変化したら、土の中の肥料分が過剰の証。料理の調味料も同じですが過剰は禁物。取り除く事ができません。足りなければ後から加えれば良いだけです。肥料は少なめに、必要以上は無駄であり、害にもなります。人間の健康も控えめな食事が基本です。
1月27日、ようやく松原でハウスの建設が始まりました。低温続きの、今年の冬の野菜不足には間に合いませんでしたが、3月の一回目のトマトの定植には間に合いそうです。陽当たりのよい畑なので、美味しいトマトが期待できます。低温少日照の冬場の野菜作りに苦労していると、太陽光の暖かさ、エネルギーの強大さに改めて感謝してしまいます。
梼原町四万川地区の㈱ロカヴォ有機農場は、標高600~650メートル。冬の寒さは厳しく、氷点下10℃も珍しくありません。雪も深く、ハウスの雪降しは年末年始の大仕事です。冬の日照不足と相まって、野菜の生育は止まり、品不足が続きます。
松原地区は標高260メートル前後。山間の為雪は降りますが、梼原町で一番暖かいところで、ハウス倒壊の心配は有りません。 現在開拓中の土地は、日当たりも良く、冬場の生産に期待できます。 写真の土地は草に覆われ、広さが良くわかりませんが、3000㎡以上あります。 9月にはソバやハーブ畑に変貌しているでしょう。 今後松原地区を、有機農産物の拠点生産地として確立し、都市と過疎地の交流の場として、様々な試みを考えています。
中央の農道の両側に広がる草叢が、松原地区最初の農場予定地です。
2011年の梅雨は7月8日に開けました。
秋の露地栽培では今月中に、人参、ごぼうを上手く発芽させる事が出来るかが、ポイントです。
小麦を刈り取った後、元肥に米ぬかと、発酵鶏糞、苦土石灰の粉末を散布し、耕運。
梅雨の雨に十分あてた後に、再び耕運し、種まきします。 (刈り取り後、おだ掛けされた小麦)
梅雨明け後の強い日射で、乾燥しないよう、種まき後、十分灌水し、モミガラでマルチします。
人参は特に発芽時に水分を多く必要としますから、乾燥しないよう、藁か、モミガラ、草などでマルチが欠かせません。
一週間ぐらいで発芽し始めます。
この時期、発芽が上手くいけば、秋遅くの収穫は50%の成功です。
食べている一粒一粒から雌しべが伸び、その全てが受粉し、一本のトウモロコシに成っています。
トウモロコシの頭の毛の束は、受粉の為に長く伸びた雌しべの管です。
トウモロコシは風によって受粉する、風媒花ですから、細長く伸びた沢山の雌しべの全てに
ミツバチが訪れた訳ではありません。
今、ハウスの中にミツバチはいませんから、毎日、朝、雄花を捜して、
手で一つ一つ受粉します。天候によりますが、受粉後3〜4日で収穫となります。
トマトは風によって受粉する風媒花です。でも、ハウスの中はあまり風が吹きません。トマトの花は蜜もありませんから、虫もあまり花には来ません。
トマトを確実に受粉着果させるには、花の中心に1cmほど伸びた細い管を、軽く弾きます。
細い管の中に雌しべと雄しべが同居しています(自家受粉)から、こうすれば受粉します。
しかし沢山のトマトの花を一つ一つ叩くのも大変なので、普通はホルモン剤を吹き付けます。
もちろん有機栽培ではホルモン剤は使いませんから、人の手の代りに日本にいるマルハナバチを
ハウスの中に入れます。
少ないトマトの花粉を求めて、花粉を食べるマルハナバチが授粉をしてくれます。
担当:高津
四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。
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