忘れられたカラタチの歌

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トマトドレッシング添え、夏野菜のゼリー寄せ

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高知から5名お客様来園。前日の夜出荷場裏のキッチンで初めてのゼリー寄せに挑戦。試作時間がないのでぶっつけ本番。上手くまとまらなかったらカップにでも入れて、上からフレッシュトマトのドレッシングをかけてしまえば、見た目はつまらないけど味は良いから大丈夫。などと言い訳しながら慎重に考えながら取り掛かる。黄色と緑のズッキーニの皮をピーラーで剥き、畑で集めた野菜を棒状にカットし其々を別々に茹でる。火のとおり具合をチェック。ここでポイント。茹でるのは塩を加えて。野菜の茹で汁にゼリーを溶かし、この時塩を加えると、型に流し込んでから野菜の水分がゼリー液を薄くし、固まらない可能性がある。(ゼリーを多く入れるとぶりぶりして野菜の触感を邪魔する。)味付けは野菜の茹で汁と塩、コショウ少々のみ。コンソメなど使うと野菜の味がわからなくなる。

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型にラップを敷き、茹でたズッキーニの皮を慎重に並べ、赤ピーマン、人参、インゲン、ズッキーニ、オクラを順番に並べ、塩加減を確認して、ゼリーを加えた茹で汁を静かに注ぎ入れ、最後にズッキーニの皮で蓋をする。(タマネギを入れ忘れた!)。冷蔵庫に。明日の朝固まっていますように!。
写真は最初のカットの一切れ。包丁が良く切れない!ぐずぐずしているとゼリー状が高温で緩くなり野菜がばらけて崩れる!盛り付けが大変でした。
フェレッシュトマトのドレッシングを添えたのは、夏野菜にトマトは欠かせないので食べて欲しいから。それと
優しい野菜のゼリー寄せの味と香りにアクセントを少々加える為。
トマト、タマネギ、チャービル、イタパセ、タラゴンビネガー、オリーブオイル、塩、コショウ。
綺麗、とても美味しいとの言葉を頂きましたが、盛り付け(特にソースの)にセンスがない、悔しい思いが残りましたが、味は良いですよ本当に。 

訓練校実習報告(h25.9.25)

今回、午後の実習は、全員で出荷作業を行いました、

午前の内に出荷、調整した物を、最終チェックをしながら袋に詰め、

ラベルなどを張り、丁寧に梱包をして、

配達業者の方にお任せ出来る状態にします。

お客様に直接目の触れる最後の作業なので、

間違いの無いよう行わなければなりません。

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訓練校実習報告(h25.9.17)

この日の実習は複数のペアで行いました。

僕らは、ハウス横の露地に種まきしたホウレン草の畝にネットを張りました。

これは虫(主にコオロギ)を防ぐために張ります。

このコオロギが非常に厄介で、

種を蒔いても、あっという間に出てきた新芽や葉を食べてしまいます。

(秋のほうれん草の種まきはコオロギだけでなく、

ハウスの中ではダンゴ虫が種子を食べてしまうそうです)

12日に定植したキャベツの苗もかなりの数がやられていました。

ネットを張っても、張るときに入り込んでたりするので、

完全に防ぐ事は出来ません。

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はじめまして、訓練校生徒の香川と申します。

8月28日から、ロカヴォでは有機農業についての訓練校が始まっています。

少し遅れてしまいましたが、これから、作業内容など、

少しでもご報告していければと思っています。

今日(9/12)の午後は、ハウス内外の整備や、キャベツの苗の定植、

その他諸々を、講師の高津氏含め7人で分担しながら行いました。

今日は9月中旬とは思えない暑さで、天気はよく

気持ちのいい風も時折吹きはするのですが、

湿度の高さも手伝って、皆汗だくになりながらの作業でした。

僕はというと、主に草刈り機を使っての除草でした。

が、ハウス周りの草刈りというのは意外に厄介な物で、

ハウスに貼り付けてあるビニールを切ってしまわないか、

足元にちょろちょろある紐やバネなどを巻き込まないか、

ひやひやしながら進めました。

(紐のタイプを使えば気楽なのですが草の勢いが凄かったのでなんとも...)

当然びびりながらやるもんですから、仕上がりも良くなく、

(というか僕は普段から少々雑な所があります)

刈り終えた所を見直しては、まだまだ精進が足りんなと思う次第です。

 

他の生徒の方たちは、ビニールハウスの張り方や、苗の植え方、

植えた苗への水のやり方などなど(ちょっとした事ですが大事なコツが多々あります)

長いようで短い現場作業の中で、

少しでも知識や技を吸収しようと、着々と作業を進めておりました。

作業後は皆さん少し疲れが見えましたが、

無事に予定していた内容を終える事が出来ました。

いつも思うのですが、作業の後に一息つきながら、目の前に広がる山々を眺めると、

とても景色が綺麗に見えるような気がします(澄んでる?ような気がします...)

ただ、作業後いつも、メガネが汗でビショビショに濡れてるので、そのせいかもしれませんが...

動いた後の飯はやはり旨いです。

今後は写真なども出来るだけ載せていけたらいいなと思っております。

今日は(12/8)朝から雪交じりの雨と断続的に強い風が吹いています。積雪に備え、野外の機械道具の片づけ、ハウスの戸締り、露地野菜の防寒対策(あまり何もできませんが)、そして大雪時、ハウスの雪下しに欠かせない道具作りと心構え。強い寒波が予想されるときは心構えが一番大切です。暖房燃料の確保、食糧、移動手段、水回りの凍結対応などなど、大雪による停電、車の通行不可、水道管破裂、ハウス倒壊、子供の急な病気など、可能性のある緊急事態に対応できる準備には強い気持ちが必要です。田舎暮らしで自給自足を叶える面白さは、不安と身体にキツイ時間が欠かせません。

暖かい野菜スープでもたくさん食べてから午後、また畑に出かけましょう。背中を丸め少し身体を強張らせて。

甘い人参、きめ細かい里芋、香り良く柔らかいゴボウ、味の良い小さい緑の大根などが出荷を待っています。冬野菜セット3000円出荷中

巷ではゴボウに熱い視線が集まっているんですね。

今日も「ゴボウ茶を飲むと20歳若返る」(南雲吉則著/ソフトバンククリエイティブ刊)なんて本が広告に載ってました。

確かに、ロカヴォのゴボウ茶も自画自賛ですけど美味しいです。決してお安い商品じゃありませんが・・・・。(他所のゴボウ茶も結構なお値段ですね)

 

という訳で(何の訳?)今日は色々料理しつくした感のあるゴボウに新しい命を吹き込むようなお料理をご紹介します。

食欲が落ちてくるこの季節、やっぱカレーでしょ!

カレーといっても汁々のカレーではなく、インドでは「サブジ」と呼ばれる汁気のない野菜カレーを、この注目度抜群のゴボウで作ってしまいましょう。

 

☆材料(カレーの付け合わせ程度に約4人分)

・有機ゴボウ(当然ですがゴボウにパンチがないとスパイスに負けてしまいますので、美味しいゴボウ  をチョイス!)

・ホールスパイス    ・クミンシード  ティースプーン1杯分

            ・あればマスタードシード  ティースプーン1杯分

・パウダースパイス   ・ターメリックパウダー  ティースプーン4/1

                                ・レッドチリパウダー   ティースプーン2/1~1

・塩  ティースプーン1〜お好みで

・ニンニク

・ショウガ  それぞれ親指大1、すりおろしておく

・水   できれば使いたくないが焦げそうなときは少し使います

☆作り方

ゴボウは火が通りやすいように5センチ位の長さで細切り(ゴボウが細ければそのままでも)。

フライパンか中華鍋に油を入れたらホールスパイスを入れ、焦げないよう弱火でチリチリする。

マスタードシードが弾けてパチパチいいはじめたら、ゴボウを投入。強火でざっと炒める。

半分くらい火が通ったら、弱火にしてニンニク、ショウガのすりおろしを入れて炒める。焦げやすいので弱火で。

パウダースパイス、しおを入れて中火で炒める。どうしても焦げそうなら差し水を少々。

蓋をして弱火で蒸し焼き。

味をみて塩加減をチェックしたらできあがり。

コリアンダーリーフがあれば、上にパラパラと散らすとさらに良し。

 

我が家では、コレを多めに作って冷凍しておいて、お好み焼き風に使ったり(ゴボウが苦手な3歳息子もガツガツ食べるので)もします。

ビールにも合いそうです。試してないけど・・・。

これ、我が家の必需品です。

めったにテレビの料理番組など観ない私ですが、たまたまNHKをつけたらこのレシピをカリスマ主婦の集団「ベターホーム協会」の奥様が紹介していました。

聞いた瞬間に「これは使える!!」と珍しくメモなどしてしまいましたが、本当に便利&美味しいです。

余計な味を付けてないので、その日の気分で、タイ風(コリアンダーリーフやナンプラーを加えて・・・)メキシカン風(サルサソース風に・・・)、すっきり和風(ポン酢や醤油で)、中華風(ごま油とかで)などなど自由自在です。

作り方は超簡単!!

ぜひ、ロカヴォのタマネギでlet's try!!

 

☆用意するもの

タマネギと、ドレッシングの量に合わせた大きさの瓶などの保存容器

お酢、油(美味しい油のほうが、当然ながら美味しくできます)、塩、胡椒適宜、

美味しいタマネギ(1個か2個でとりあえず作ってみては?)

お酢1に対して、油を3の割合で混ぜます。そこに塩と胡椒を適当にいれ、混ぜたものが白濁するまで(ドレッシングになるように)よく混ぜます。

で、そこにタマネギのスライスしたものを漬け込むだけ。

1日くらい置いた方が味が馴染んで美味しくいただけます。

 

なにか1品足らないなあ〜というとき、このタマネギのドレッシング漬けがあれば、手持ちの野菜でぱぱぱぱっと和え物ができます。

ツナを加えたり、ジャガイモやカボチャにも合います。

私のお好みは、ロカヴォのサラダボール、ロケットサラダを手でちぎって、あればトマトやキュウリなどもぶち込んで、これにタマネギのドレッシング漬けを加えて、パルメザンチーズ(いわゆる粉チーズ)をたっぷりかけて(味がうすければ塩を加えます)。

これにカリカリに焼いたベーコンがあればなお良し!

お腹いっぱい食べたくなるサラダです。

ロカヴォで野菜を購入されているということは、たぶん(当然?)この問題にも敏感であることと思う。

国をあげて絆という名の国民総被爆を押し進めているカルト国家に住む今、3.11以前(BF3.11とすべきかな?)と同じような食生活を続けていたら、確実に体は汚染されてしまうだろう。

「え〜気にし過ぎじゃない〜?」と言われても、とりあえずは今、自分に出来うる限りの対策は子どものために必要だと私は思う。で、あと5年後ぐらいに「いや〜あれはやり過ぎでしたね〜」と笑えたらそれでいい。ところが逆に「あのとき、もっと真剣にやるべきだった・・・」というふうにはなりたくない。

でも、情報不足だし、自分で調べるにも大変すぎて、大したことができないのが現状だ。

そこで、参考になったのがベラルーシで長年、調査と実験をしてきたウラジミール・バベンコ氏の著書『自分と子どもを放射のから守るには』(世界文化社刊)である。

その本によると、体内に取り入れてしまったセシウムを排出し免疫力をアップするのに役立つ食品として赤や黄色の野菜、果物。緑色のハーブ。ナッツや種実類をあげていて、まあつまりバランスの採れた普通の食生活をすればいいだけのこと。

最近、出荷場の片隅に出荷できないニンジンがさみしげに転がっているので、それを我が家ではたくさん蒸しておいて色々な料理に使っている。

昨日は、関東地方から高知に疎開してきた一家を交えてのランチ。

皆で美味しくセシウムを排出しようと、ニンジンサラダを作った。

材料は、ロカヴォのニンジン(蒸したもの)、シソ、青ネギ、瀬戸内海のシラス、カボチャの種、

それらをタマネギのドレッシング酢け(これ、すごく便利なのでいつかご紹介します)で和えて、地元高知のゆずたっぷりのポン酢でいただくという簡単なもの。

みんなお腹がすいていたせいもあったと思うが、大人も子どももばりばり食べてあっという間に完食!

被爆対策に必須の、食物繊維、カロチン、ビタミンがたっぷりのこの季節のサラダ!

昨日、友人からのメール。

「明日は虫送りがあるから、子ども連れて行くといいわ」

「虫送り」なんて昔話の世界の話かと思っていたが、なんとここ梼原では地域の行事として現役なのであった。あら、びっくり。

まあ梼原でも「虫送り」をするのは私が今、住んでいるエリアだけだそうだ。

確かに今では、農薬使えば虫も追い払える(正確には、殺せる・・・だけど)し、自分のところで米が出来ない(収穫できない)ということは、来る冬に生き残れるかどうかという切羽詰まった状況だったろうが、今はそこまでの人は多くないだろうし(商売としての農業となると、切実な問題になるが・・・・)だから昔のように心から「ああ神様、仏様。今年の米が無事に収穫出来ますように」と思わなくなっているのかも・・・・なんて思ったりする。

夕方、畑から戻って、息子を保育園に迎えに行って、それでもエネルギーが余っていたら覗きに行こうかな・・・と思っていた。

 

今日もぐったり疲れて、今から外出なんて無理無理!!と思っていたのに、結局参加。

鐘と太鼓の音と竹の先っぽを燃やして松明にしているその匂いにふらふらとついて行きたくなってしまったから。

よくわからないが道ばたにでっかい石の記念碑みたいなところへ着くと、みんなが持って歩いた竹の棒を燃やして、おじさんが「うんじゃらかんじゃら」と唱えて今年の作物に虫がつきませんようにと皆で祈る。

そしてまた来た道を戻ると、子どもらにはジュースとお菓子が、大人たちにはビールとおつまみが待っていた。

そして気がつけば、コップの中身は日本酒に・・・・・。

赤い顔してニコニコしているおじさんが、「来年は子どもらに花火を用意しよう」と提案。そうすれば子どもたちももっと楽しいだろうからと。

この間の地区の清掃の後の飲み会でも、「子どもらを集めるにはやっぱり焼き肉せんと!」

と言っているおじさんがいた。

清掃も、虫送りも、言ってみれば大人の行事なんだけれど、楽しいイベントのようにすることで、子どもも参加することができる。それによって郷土愛とか、協同の精神とか、村の構成員としての責任や義務なんかをそっと刷り込んでいるのかなと思った。

いきなりですが、会社の畑のお便所はいわゆる仮設便所。

工事現場のプレハブの横にあるような、最近だと野外フェスとかのイベントでもよく使われている、そんなタイプのお便所。

このお便所、そのたたずまいが妙に派手。

ビニールハウスの横、緑でいっぱいの(雑草で埋もれそうな・・・とも言える)中に

「便所はここだぜ!」と大声で叫んでいるような存在感のある色。

ちょっと可愛い。

嫌いじゃないね。

その感じ。

ある日、お便所に入って、何気なく入り口の上の方を見ると

「MADE IN ITALY」

おお!イタリア製のお便所かい!だから妙にハイカラだったわけか。納得。

 

そういえば・・・・

かつてちょくちょくタイに通っていた頃、ものすごく可愛くておしゃれな工事現場のプレハブを見つけて、

「あれ欲し〜〜〜!!あれなら住める〜〜〜!!可愛い〜〜〜〜オシャレ〜〜〜」と感動したことがあったけれど、それらは皆イタリアの建設会社が使っていた。

わざわざイタリアから持って来たのか、それともタイで自分たちの好みにあわせて作ってるのか?!

まあとにかく味気ないはずの工事現場がオシャレ〜になっていたのは事実。

なんでも可愛いのは良いね。

昨年収穫したものだという「そば粉」を分けてもらった。

「そば粉」の料理ですぐに思いついたのが「そば粉のガレット」!

って食べたことないんだけど・・・。

確かおフランスのどこかの地方の郷土料理で・・・くらいのことしか知らない。お菓子のガレットとは違うよね?

ま、分かんないことはネットで検索。便利な時代です。あっという間にの「そば粉のガレット」のレシピがどどど〜と集まった。

今回はネットで拾ったレシピにちょっと手を加えたものを作ってみた。

そば粉でクレープを焼いて、その中にしゃぶしゃぶで使う豚肉とたまごと、会社のハウスからちょっと頂いたセルバチコを入れたバージョン。

 

感想ですか?

本場の味は知らないけれど、これは「オイシ〜い!!!」。

見た目よりもお腹にもずっしりきたのも驚いた。

そしてそのとき初めて知った。

「そば粉」って甘いのね〜。

週末のブランチにぴったりな一品!

息子もガッツリ食べてくれて、そちらも大満足。

結構、黙々と作業することが多いのが農作業。

特に草刈りなんかだとだんだん入っていく感じになる。あ、穴に入る訳じゃなく、自分に入っていくというか、無心にはならないけれど頭が暇になるのかもしれない。

考え事にはもってこいの時間のような気もするが、畑では私はなるべく考えない時間を作るように心がけている。

雑念は毒みたいなものだから、どうやって思考を止めるか頭の中で色々実験したりしている。かなり難しい事なのだけど・・・・。

 

この間、ピーマンとナスをひもで吊るという作業をしていたとき、なんとなく昔ちょっとだけ住んでいたインドを思い出していた。

ピーマンとナスとその作業でなぜインド・・・・?

ああそうか。麻ひもか。

ピーマンとナスを括り付けるのに使った紐の匂いが私の記憶をくすぐったのだ。

麻ひものパッケージを見るとやはり"MADE IN INDIA"。

過去にインドの麻ひも工場で働いた訳でもないし、そんなに懐かしいような匂いでもない普通の麻ひもの匂い。

う〜ん不思議だ。これもインディアンマジックなのか?

そんなことをグルグルと考えながら仕事している。

前に住んでいた町でもそうであったように、梼原でも役場が作ったカレンダーを住民に配布している。

もうすでに全戸に配布されたようだが我が家には届いてないと、畑でブーブー文句を言ってるとちかさんが「うちに余ってるのあるわよ」と持って来てくれた。

お茶の時間に早速そのカレンダーをパラパラと眺めていると、町の予定表の中に気になるものが。

「小動物収集」

え?なにこれ。まさか、まさかよね・・・?!

と思いつつもちかさんに訊ねると「そうよ、そういう日よ」だって。

 

そう、まさかまさかの、いらなくなったペットの回収日なのだ!!!

出たよ出た!!犬猫屠殺数日本一の高知県。さすがだね。

いらなくなったら捨てらんないけど、回収してもらって処分してもらうわけだ。

 

こういう感覚でいくと、

「親の言うこと聞かない子どもは処分!」

「結婚した頃の3倍に膨れたうるさい女房は処分!」

「退職して家でゴロゴロして邪魔なだけの旦那は処分!」

ってなっていかないのかな・・・?いや、なってるよね、たぶん。

先日、友人が収穫した「きぬさや」をどっさり持って来てくれた。

お味噌汁かなんかにちょこちょこと使うような量ではないので、はてどんなふうに料理しようか・・・と冷蔵庫をのぞく。

フムフム、出荷ではじかれた小さな小さな新じゃが発見。大きな葉っぱに隠れて収穫しそこねた巨大ズッキーニも転がっている。その日は週末。私が唯一のんびりと楽しんで料理ができる時でもある。ちょっとお疲れ気味で元気もない。

 

そんなときは・・・迷わずカレー!!!

赤唐辛子、クミンシードとマスタードシードの香りを移すように鍋の中でチリチリやって、新ジャガを炒める。

次にズッキーニを加えて、だいたい火が通ったところできぬさやとショウガのすりおろし、トマトを少々加えて、さらにパウダースパイスを投入。コリアンダーとターメリック、レッドチリパウダー、Myブレンドのガラムマサラ、そして塩。

焦げそうなら、少しだけお水を加えてもOK.

蓋をして蒸らすように弱火で待機。

インドの安い食堂で出てくるようなサブジー(汁なしのカレー)の出来上がり!

ついでにタマネギをじっくり炒めて11種類のスパイスで煮込んだひよこ豆のカレー(チャナマサラ)も作ったら・・・親子二人で食べるのはなんだか寂しくて、きぬさやの友人と、そのまた友人を呼んでちょっとしたカレーパーティー!!

 

きぬさやの友人が「あ〜、わたしの野菜がカレーになってわたしのお腹に帰って来たわ〜」と叫ぶ。

 

一同、「正しく循環してるわね〜」と妙に納得する。

鍋一杯のカレーはキレイに皆のお腹に収まった。

ロカヴォのゴボウの美味しさに本当には驚いた。

火の通りもよくて、料理に時間がかからないのもGOOD!

きんぴらごぼう、お味噌汁、うどんやそばにいれたりとこの春は人生で一番ごぼうを食べている。

だけど、もっとストレートにごぼうの味を堪能したいと思ったし、息子にももっと食べてほしかったので、ごぼうのおやつを作ってみることに。

最初、味は塩だけと決めた。ゴボウを味わいたいから。

出来上がると、ビールが欲しくなる。おつまみにもいいみたい。

先日、花が咲き始めて、売り物にはならないようなディル(ハーブ)を数本持って帰って来た。

その匂いは某ファストフード店のハンバーガーでおなじみの香りなので知っていたが、その香りのもとがディルというハーブでこんな形(説明できないですけど・・・・)なのか〜ということを、ここへ来て初めて知った。(恥ずかしくて「農学部出てます」と言えない理由がコレ)

まあ何はともあれ、この香りは大好きなので、なにか出来ないかな〜と考えて、サラダに合うようなハーブビネガーと、ピクルスを試しに作ることにした。

失敗しても悔し涙を流さなくていいように、普通の安いミ**ンのお酢で作ってみる。

材料:瓶、それに入るだけのお酢、お酢の量に合わせて今回はディル数本、ベイリーフ1〜2枚、ブラックペパーシード5粒位。

まだ、味見はしていないけれど、同時に作ったロカヴォのズッキーニとキュウリをつけ込んだピクルスが絶品だったので、きっとこのハーブビネガーも旨いはず!ああ、美味しいお酢で作ればよかった・・・と別の後悔をしている私。

スタッフの一人、K君はこのディルの香りが分からないという。皆から、「それは金冠日食を未損ねるより残念なことだよ〜!!」「人生で重大な損をしているようなもんだよ〜」などと言われている。

ま、そのくらいスタッフからも絶大なラブコールが送られているディルである。

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出勤前、息子(2歳11ヶ月)をビリビリと叱りとばし、保育園に送る車の中でも私の怒りは収まらず、カッカカッカしながら畑に出た。

最近の朝一番の作業は、ズッキーニの受粉と収穫。

いつものようにカゴとハサミと軍手を持って、ハウスに向かう。

キーキー言うハウスの戸を開けると、黄色いズッキーニの花や、「食べて〜」とは言わないだろうけどブリンと大きくなったブロッコリーの濃い緑、朝のちょっと湿った土の匂い、ハウスの後ろの川から吹く風の涼しさ、そういうものが一気に私の中になだれ込む。

受粉のための雄花を探してズッキーニの横を歩いているうちに、気がつけば私の中にあったはずのカリカリ、ムカムカがどこかに行ってしまった。

う〜ん、畑に癒されてるかも?!と感じた朝だった。

でもこれ、さすがに農薬バンバン撒いて、化成肥料でガピガピになった畑じゃあ、癒し効果も半減しちゃうんじゃないかな・・・、苦労は多いけど無農薬有機栽培のご褒美はこんなところにもあるのかも・・・と思ったりもした。

ロカヴォで働くようになってから、色々なハーブを料理に使っています。インドで暮らしていたこともあるのでスパイスの使い方は慣れていたけれど、ちょっとハイカラなイメージのあるハーブは私にとって少々遠い存在でした。

写真はベーコンの上に卵をのせて、仕上げにイタリアンパセリをパラパラと散らしただけの簡単なもの。しかし、しかし、これが意外に美味しいのでびっくり。

やはり有機で育てているハーブだからか、味がくっきりと主張している感じ。

野菜セットには毎回、何かしらのハーブが入っていますが、皆さんはどんなハーブの使い方をしているのでしょうか?すごく気になります!!

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。