春~夏の野の菜:山菜:ハーブ&スパイス:果物など

「世界一小さな美味しい植物園」 5月公開準備中 6月公開予定

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短根自然薯新芽-155.jpg

ムカゴから芽を出した短根自然薯。昨年は3株2Mほどのつるが伸びたが勢いがなく収穫は諦め、10個ほどのムカゴを保存。今年6株発芽。

勝男菜採種用-155.jpg

かつお菜採種用は草丈2M超え。年越しのアブラナ科野菜は4月の高温で一気に徒長トウ立ち。モンシロチョウが日の出とともに舞い産卵。

タンポポ採種用5月-155.jpg

タンポポ採種用。
タンポポは春の野の菜の代表格。花芽が出始めの細く柔らかい葉の苦みがおいしい。梼原の旬は4月です。

メダカ5月-155.jpg

ハウス屋根の雨水と小さな谷川の水をタンクに溜め野菜潅水用に使っています。めだかが産卵し世代交代すれば取り敢えず安心?でしょう。浮き草はスペアミントと野セリ。

スイスチャード5月-155.jpg

スイスチャードは不断草の仲間ですが癖のない風味で食べ易い。茎も葉も加熱すれば柔らかく奇麗な色も残ります。暑さに強い便利菜です。

アーテチョーク5月-155.jpg

アーテチョークがお気に入りのアマガエル。湿気に弱いアーテチョークも雨除けハウスで今年3年目。
3種類の種が今年は
取れそうです。

オリーブの花ー5月.jpg

オリーブの花が初めて咲きました。35年前、フランス二オンス村の北限オリーブは瓦礫の乾燥地帯の唯一の緑。200年?の老木は正に大地の油の恵み、ワインは大地の水の恵み、暖炉で羊の丸焼きをローズマリーの煙に咽ながら食い、ワインを飲む幸せ。

花柚子5月ー155.jpg

花柚子が今年は沢山採れそうです。去年取れた種も発芽ー鉢上げ済。来春はカラタチに接ぎ木予定です。柑橘類の台木は寒さに強いカラタチがベスト。四万川農場のカラタチは昨年秋に種蒔き、今年は1000本以上畑の隅に定植予定。

ディル満開5月-155.jpg

ディルは草丈2Mを超え開花中。見上げる大きさです。

今年は日中異常に暑い。
朝、薄霜が降り灯油ストーブを付け朝食をとり、天気予報を見てからハウス全体に潅水。やく5000L.水が足りない!水が豊かな日本は多分もう戻らない。

野イチゴー155.jpg

野イチゴは2種類食べごろです。ランナーが沢山伸びる品種は繁殖は簡単。春先か秋に伸びたランナーの節間の枝を切り節目を土に埋めればすぐ発根します。ランナーが出ない品種は株分けか種まき。熟した果実を丸ごと土に浅く埋めれば一杯発芽します。

タイム満開5月-155.jpg

5月タイムも満開。写真は一株です。昨年3回ハウス内が冠水し6年間自生状態だったタイムがこの一株以外全滅しました。5月現在生き残った親のから挿し木(クローン)で30株以上露地も含め分散して定植。絶やしません。

ロケットサラダ満開5月-155.jpg

ロケットサラダ採種用満開。(香りが似ているセルバチコは多年草で花は黄色。とても丈夫なハーブです)無農薬無肥料での種取りが難しいのは栽培期間が長いからです。多品目少量栽培だからこそ出来る事を実証しなければなりません。

6 6月上旬収獲 ロカヴォ有機野菜

ロカヴォ季節の有機野菜セット6月上旬の野菜です。勿論全て檮原町ロカヴォ有機農場産。

新タマネギ、短根ごぼう、葉付き人参、新ジャガイモ3種、インゲン、カタローニャ、スイスチャード、サボイキャベツ、キャベツ、紫キャベツ、カーボロネロ、タンポポ:三つ葉、ヅッキーニ緑黄、沖縄島菜、にんにく、オカヒジキ、エアルームミニトマト3種など。

6月中旬から順次ミニトマト10種、インゲン紫緑、、ビーツ赤黄、キュウリ3種、ピーマン3種、ナス2種、オクラ2種、ヘチマ、ニガウリ、空心菜、モロヘイヤ等の夏野菜が出荷となります。
  ロカヴォ季節の有機野菜セット3000~5000円(送料クール代は別途) 
       ご注文はメールでも可能ですーーinfo@locavo.net

人参ー.jpg
ニンジン
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黄ズッキーニ
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サボイキャベツ
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紫インゲン
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新タマネギ
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緑ズッキーニ
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インゲン
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まんずなる菜豆
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ルバーブ
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カタローニャ
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春キャベツ
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スイスチャード
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ハラペーニョ
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エアルームミニトマト
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アーティチョーク
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スイスチャード
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葉付きビーツ
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短根新ゴボウ
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エンツアイ
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ニンニク
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オカヒジキ
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エアルームトマト詰め合わせ-3000セット
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モロヘイヤ
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出荷可能ハーブはエゴマ:シソ:赤紫蘇: ローズマリー:タイム:オレガノ:マジョラム:レモンバーム:レモングラス:レモンバーベナ:ペパーミント:スペアミント:イタリアンパセリ:セージ:ローリエ:ディル:スイートフェンネル:ボリジ花:セルバチコ:など。

4月上旬〜下旬 収穫可能な野菜たち

2019.4月上旬〜下旬 収穫可能品目    ロカヴォ 世界一小さな美味しい植物園

葉物類

①    リーフレタス 固定種 コス、カタローニャ、斑入りリーフ、レッドリーフ

②    小松菜 固定種 晴天の朝は冷え込み、日中は初夏の暑さで越冬のアブラナ科は

   あっと言う間にトウ立ち。明日の在庫も当てになりません。

③    キャベツ 固定種 若採りは柔らかでサラダでも食べられる。固い葉は良く加熱

   すれば茎も柔らかです。

④    カツオ菜(勝男菜)固定種 鰹の様な出汁が出るのか、漁師の縁起物での

   「勝つ男菜」。

    葉の表面の縮緬模様がキレイです。

⑤    春菊 固定種 いつまで持つか解りませんが、開花し始めたら終わりです。

⑥    スイスチャード 固定種 カラフルなふだん草。そのまま炒めても癖がなくおいしい。

⑦   ほうれん草 固定種 暑さとの勝負。若どりしないとすぐトウ立ち。

⑧ 紅ほうれん草 固定種 トウ立ちは早いので若どりを収穫。

⑨ カーボロネロ 固定種 別名黒キャベツ 結球しないキャベツで冬から春が旬。

  コラード 固定種 アメリカ南部のソウルフード。日本のキャベツより硬いので、

  良く炒めたり煮込んで食べます。栄養価が高く抗がん作用があるとの事です

⑪   ワイルドケール 固定種 今が旬で美味しい。

⑫青ネギ(九条) 固定種   

エスカロール サラダ用葉物では一番食べ応えある美味しい。もうすぐトウ立ち

根菜類 

 春大根 固定種 葉付きの若どりで出荷予定。

 みやま小蕪 固定種  美味しい蕪の代表品種。茎葉共にみそ汁の具に。甘酢漬けも

  緻密で甘味に富んだ肉質は洋風スープにも最適です。勿論糠漬けも。

 ラディッシュ 固定種 フレンチブレックファーストなど3種。

 人参 固定種 うまく雑草抑えられれば7月頃まで収穫できる?

 短根ゴボウ 固定種 皮ごと水に晒さず調理してください。

果菜類 

 ズッキーニ緑:黄   突然の寒波が来なければ中旬ごろから収穫予定。

 そら豆2種 現在開花中、下旬ごろ収穫予定。

 ワイルドストロベリー 少量なので出荷できるかどうかわかりません。

ハーブ   

 レモングラス:レモンバーム:レモンバーベナ:ペパーミント:スペアミント:

 オレガノ:ローズマリー:タイム:ローリエ:チャービル:ロケット

 スイートフェンネル:セルバチコ:イタリアンパセリ:セージ:ボリジ

その他 今年は「植物園」として社会的認定?を受けられるよう、年間500品種の作付けを目指します。果樹などこの地で生育可能なものにチャレンジします。

既に柑橘類の台木に必要なカラタチは、四万川農場からバケツ一杯果実を年末収獲し、苗床と露地畑に播種。今、沢山の芽が地上に出始めています。柚子2種、レモン1種、文旦、タンカンなども食べた残りの種を播種、農場内の適地にカラタチを植え、それに接ぎ木する予定です。その他挿し木で出来るオリーブやキウイ、イチジクなどは3月末現在、苗床で鉢上げされ5月頃から定植予定です。

カラタチ果実450.jpg

カラタチの果実ー四万川農場

冬の農作業ー苗床の土(培土)づくり

ロカヴォの畑の土

苗床培土ー200.jpg
  • 苗床用の土は畑の土を使います。山道の崩土や販売されている培土は信用できない。松原農場は10年前田圃用に造成され、3年間作付けされずに放置された場所を借り、土壌分析と放射能検査を1回しました。
  • 写真の左側はカヤが密集した荒れ地です(野菜はイネ科の品種は少ないから連作障害は少ないと判断)

燻炭と貝化石

畑の土+燻炭+貝化石ー200.jpg
  • 畑の土に自家製燻炭をタップリ入れ、富山産の貝化石を適量加え全体を混ぜます。
  • 燻炭はもみ殻の「炭」ですから、無菌で通気性がある為微生物の住処になり、貝化石もほぼ無菌でPHは中性のCaなどのミネラルを含む多孔質素材で微生物の住処に適しています。

40年前、エンダイブは農業生産者としての最初の仕事でした。

2019.1.5エンダイブとバターヘッドのサラダ.jpg

エンダイブとバターヘッドレタスのサラダ。
ドレッシングはゆずの皮と柚子のしぼり汁に塩、胡椒、
酸味が足りないので内堀のワインビネガーと輸入オリーブオイルを少々。
ミニトマトはエアルーム種4点。
曇天で肌寒いロカヴォ松原農場の私の昼御飯です。

写真には入りませんでしたが、甲州白ワインとシェムワのミニクロワッサンがありました。
久し振りの自家製サラダは美味しいけど寂しい。
恋しい彼女が対面にいません。
慰めは野菜も柚子も自分で育てた(勝手に育った)もの。
トマトは夏野菜ですから元旦の朝にハウス内で完全に死亡。原因は寒さによる身体の氷結で、細胞内の水分が氷結し膨張で細胞膜が破れたことだと考えられます。しかしいくつかのトマトは味が濃い為氷結を免れました。だから一人寂しくても美味しい。
人生でも仕事でも良いですが生命力あるパートナーが欲しい。
年老いても希望や欲を捨てられない新年のご挨拶です。

12月出荷品目 ロカヴォ 小さな美味しい植物園

2018.12月上〜中旬収穫可能品目      ロカヴォ 小さな美味しい植物園

葉物類

①    リーフレタス 固定種 レッドコス、カタローニャ、斑入りリーフ。

②    小松菜 固定種 一株が大きく育つ昔の小松菜。葉を1枚1枚、手で掻きとる。

ざく切りし汁の具に、強火で軽く炒め蒸し煮が美味しい。筋もなく充分加熱

すれば柔らかく歯ごたえも良い。

③    水菜 固定種 若採りは柔らかでサラダでも食べられるが、冬場の水菜は大株で採り、

鍋物が美味しい。大株の芯葉を小口切りし、軽く塩揉みし、かつ節とゴマ油で

炊き立て御飯もおすすめです。

④    カツオ菜(勝男菜)固定種 鰹の様な出汁が出るのか、漁師の縁起物での「勝つ男菜」。

    葉の表面の縮緬模様がキレイです。

⑤    大和真菜 固定種 奈良県の伝統野菜。柔らかさと歯切れの良い食感で美味しい。

    真菜とは、ただの葉っぱとの意味。見た目平たくのっぺりした葉っぱで特徴がない。

    なべ物や汁物に美味しい真菜です。

⑥    菜心 固定種 中国野菜 花茎を食べる。くせがないので炒め物、和え物、汁の実に

⑦    べかな 固定種 結球しない山東菜の仲間。柔らかい黄緑葉はお浸しやみそ汁の具に。

⑧    カーボロネロ 固定種 別名黒キャベツ 結球しないキャベツで冬から春が旬。生では固いので充分加熱する料理に。

⑨    コラード 固定種 アメリカ南部のソウルフード。日本のキャベツより硬いので、良く炒めたり煮込んで食べます。栄養価が高く抗がん作用があるとの事で、話題の葉物。

⑩    ワイルドケール 固定種   ⑪春菊   ⑫三池高菜

 ⑬青ネギ(九条) 固定種    ⑭三つ葉  ⑮ほうれん草  固定種3タイプ

 ⑯エンダイブとエスカロール サラダ用葉物では一番食べ応えある美味しいチコリ。

根菜類 

 大根 固定種 サラダ、煮物、おろしにも。

 みやま小蕪 固定種  美味しい蕪の代表品種。茎葉共にみそ汁の具に。甘酢漬けも

  緻密で甘味に富んだ肉質は洋風スープにも最適です。勿論糠漬けも最高。

 里芋 固定種  土垂れと大野イモの2品種。

 さつま芋 固定種 赤皮のきめ細かい甘イモと紫イモと干し芋タイプの3品種。

 ラディッシュ 固定種 フレンチブレックファースト。

 人参 固定種 夏まき高温で発芽悪く、少量しかありません。

 生姜 固定種 新ショウガとひね生姜。

 青大根 紅心大根 固定種 中国系大根 緑と薄紅の奇麗な大根おろしや漬物に。

 短根ゴボウ 固定種 皮ごと水に晒さず調理してください。

 新秋じゃがいも 固定種  赤皮小粒レッドムーンと丸イモニシユタカ。

 

その他 

 赤鷹の爪:生落花生:生胡麻黒黄金:キウイフルーツ2

定期セットご注文のお客様に、ご希望の品種をプレゼント。12月最終便に同封します。 

下記赤字のハーブの中からお選びください。 

  レモングラス:レモンバーム:レモンバーベナ:ペパーミント:スペアミント

アップルミント:オレガノ:ローズマリー:タイム:ローリエ:チャービル:ロケット

フェンネル:セルバチコ:イタリアンパセリ

メールでご希望品種を連絡願います。 info@locavo.net

新年1月に収穫を期待できる野菜

  キャベツ:サボイキャベツ:芽キャベツ緑紫:白菜:半結球レタス:ブロッコリー

      チーマデラーパ:ニンニク葉:アイスプラントなど

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 2018.11.10 無加温パイプハウス天井に8M伸びたホップの花。今年の異常な高温と蛾の幼虫大発生で、8月には写真のホップは太い茎を残して丸裸状態に。

9月、枝の節目から新芽が出始め、10月には花が出始めました。

暑さに弱い筈のホップが咲いた。トマトを始めほとんどの野菜が全滅した今年の夏、

唯一の救いが生き残ったホップの開花。来春はこのホップを根分けして増やします。

秋にはパン工房シェムワで、生ホップの天然酵母の美味しいパンが食べられる

かもしれません。(ホップは雌雄異株。でも雄花がなくても雌花は咲きます)

ローゼルジャムはシンプルにキレイ美味しい。

ローゼルジャム1ー500.jpg

花が咲き終わったローゼルのガクを手でむしり取り(左の写真)未熟の種が入った丸い芯は鶏がウサギにやる(右の写真)。そんな動物はいない人は堆肥に、堆肥など作らない人は生ごみに。タネを取りたい人は完熟してからガクを使う。当然ガクは固いので手で取れず、ナイフで切れ目を入れ手で剥く。

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若いガクは柔らかく鍋に入れ、てんさい糖とほんの少しの水を加えて加熱すればすぐ柔らかく煮える。お好みでブレンダーをかけても良いし塊を残しても良い。

ローゼルジャム3-500.jpg

シェムワの食パンのミミをこんがり、ジャムを乗せパクリ。
酸っぱいキレイなこのジャムをどんな料理に活かそうか来年の夏の仕事です。

コラードとカーボロネロ

コラード250-1.jpg
カーボロネロ250.jpg

上がコラード、下がカーボロネロ、どちらもキャベツの仲間。草丈は既に2m近い。
年明け3月頃どちらも花芽が出てさらに背丈が伸びる。
コラードはアメリカ南部のソールフード。栄養価が結球キャベツより高く、最近日本でも人気があるらしい?様々なタイプがあるがロカヴォでは葉に凹凸があるボリューム感のあるタイプを選抜中。
カーボロネロは黒キャベツとも呼ばれ、どちらも1年中栽培できるが旬は冬から春。
日本のキャベツは固く結球し(輸送に適する)葉は柔らかく甘みがあるものが好まれるので、
野性的で個性が強く食べても固く甘みがない食べ物(野菜)は見向きもされなかった。
早く生育し(大量に生産できる)ガサばらず(輸送が楽)見た目もキレイ(柔らかそうで美味しそう=虫が食べると農薬で死ぬ)なものが安く大量に消費される。

アブラナ科の植物(野菜)は蝶や蛾が特に好む。自然界にはアブラナ科の植物が特に多いわけではない。日本で消費されている葉物野菜は圧倒的にアブラナ科のものが多い。害虫を異常に発生させている原因は「豊かな国」日本の生産者=消費者が製薬会社の「協力」を得て、果てしなき生存競争をしていると言えなくもない。地球が他の惑星と違う点は、今のところ多様な生き物の住処だ。虫にもいろいろ種類がある。野菜を栽培している私の立場で、初めて害虫と益虫とただの虫を区別する。

ロカヴォの「小さな美味しい植物園」は年間500品種以上の食べ物を持続生産し、おいしく食べ、誰とも競争せず生き残る方法を探している。害虫も皆殺しにしない。キャベツの好きな害虫は隣のトマトは食べない。キャベツが無くなれば勿論トマトも食べるが、必ず天敵(蜂や病原菌や私)が現れ彼らも生き残ろうとする。土の中の生き物を(小動物からカビ微生物まで)多様に出来れば地上部の生き物も多様に生きられる。幸いにも日本には海に囲まれ奥深い山もある。何より春夏秋冬四季もある。
太陽と雨と緑を含む風と人の生き物への目配りと元気な手足があれば、農薬も肥料も除草剤もホルモン剤も栄養剤も商品化された天敵も使わずに「心と身体に美味しい食べ物」を持続生産できる。
自然界からのエネルギーを頂き種をまき、生育を見守り、ありがたくいただく。すべて食べきらず余りは土に戻す。そして必ず種を残し、また種をまく。

里芋収穫

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4度の台風、集中豪雨に異常高温の夏が過ぎ2018.11.17日、里芋の掘り上げ。水分と高温好きな里芋ですが何故か今年は茎も葉も茂らない。今日まで松原農場は露霜が2回だけなのに株元までぐんにゃりと気持ち悪い。写真の里芋は植えた筈のない土手の中段に茂っていた一株。
多分今年の集中豪雨は里芋にとっても多すぎた? 露地の畑では里芋だけでなく、トマト、ナス、ピーマン、大豆や落花生などもほとんど全滅。
8月以降オクラとサツマイモだけがそこそこ取れました。
この里芋は来年の種イモに保存、土手にも植栽するつもりです。

夏のポテトサラダードライトマト入り

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1:エアルームドライトマトをカットしワインビネガーに漬け込み少し戻す。
2:ジャガイモは丸ごと茹でる。茹で上がりに水分が抜けるのがコツ。
3:素早くジャガイモの皮をむき、荒くつぶす。
4:ドライトマトを軽く絞りジャガイモに加え、好みで軽く天然塩を振り、

  みじん切りしたチャービルを散らす。

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夏の異常高温 ズッキーニの珍事

ズッキーニはウリ科の1年草で雌雄異花。雌花と雄花は別々に咲き、昆虫や人の手で受粉すると、

雌花の下部の果肉が急成長。受粉後4〜5日で収穫した若どりカボチャを食べる事となる。
今年の夏は何故か雌花が付かない。
昼間ハウスの温度は日陰で40℃(地上からの温度計の高さは約150cm)
7月下旬から8月下旬ごろまで雄花ばかり。 

ズッキーニ異常雌花ー500.jpg

上の写真は8月18日。右が正常な雄花。左は花弁の内側に、圧し潰されたような花粉を付けた

2本の花柱と、丸く歪な怪しげな膨らみが。花の下に果肉がないのでまぎれもなくこれは雄花。

こんな雄花が幾つも見られた。

ズッキーニは春先、まだ朝晩の冷え込みで株が小さい時は雌花ばかりが咲く。授粉用の雄花(花粉)

がないのでホルモン剤散布で果肉を大きくできるが、種子はできない。勿論ロカヴォはホルモン剤は使わない。植物は自身の命を継続させるために早く種を作ろうといつも懸命だ。

春先雌花が先に咲くのも然り。今年の夏の異常高温で雌花が発生できず、困り果てた雄花の何かが変異し、花粉の近くに果肉を孕み、あたかも雌雄同花を試みたのかもしれない。

ロカヴォはこの地(梼原)の自然環境に順応出来る品種(食べ物)を探し、種まきから種とりまでを繰り返し試みる。心と身体に優しい食べ物の自給=地域自給が可能ならば、異常気象や社会関係の劣化にも耐えられる。

異常気象は予測できない段階に

世界一小さな美味しい植物園 6月1日収穫物

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9月18日収穫物

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6月頃からの3か月間、4回の台風:断続的な豪雨と異常高温による生産現場の異変、ロカヴォ松原農場からの久し振りの報告です。上の写真は「小さな美味しい植物園」プレオープン時の地元松原の区長、地元町会議員、日頃お世話になっている人7名をご招待した時に展示した野菜たちです。ゴボウなど並びきれない野菜やハーブはまだたくさん収穫出来ました。
下の写真は今日9月18日久し振りに収穫できた夏野菜です。現在園内で収穫できるものはゴボウ、オクラ、モロヘイヤ、へちま、ニガウリ少々、地元の四万川瓜2本だけです。

トマトは全滅、キュウリ、スイカ、ナス、南瓜、ピーマン、唐辛子、インゲンなど豆類、レタス類やほうれん草小松菜など葉物類は私の食べるものもありません。

今年の夏それなりに生き残った(少しだけ食べられたもの)はへちま、ニガウリ、ヅッキーニ、モロヘイヤ、オクラ、ショウガなど数点です。
個人通販で定期出荷のお客様には「四万川農場」からの出荷で凌ぎました。四万川農場は標高が松原より約200m以上高く、地形の関係で風の通りも良い為、平均温度で1〜2℃低いのかもしれません。

夏野菜が収穫不能になった原因と症状は

1:高温障害:夏野菜には高温が必要ですが35℃以上では花粉の受精能力が無くなる。

  トマトは開花はしてるが着果しない。
  (トマトトーンなどのホルモン剤を使えば着果できる)
  ピーマン、ナス、唐辛子、豆類など雌雄同一花は、花が咲かないものと、
   咲いても受精着果しない。

  雌雄異花のキュウリ、カボチャ、ニガウリ、ズッキーニなどは雌花が咲かない。
      (雨よけハウス内は日中日陰で35℃〜40℃、陽射しが当たる野菜たちは優に50℃を超える)

2:害虫の多発ー異常発生  ロカヴォは勿論無農薬、微生物資材も使いませんから、
  害虫は自然発生する天敵か人手による除去しか方法はありません。

  春からアブラムシ(テントウムシ)、蝶や蛾の成虫、幼虫(手取り、クモ、カビ)、
   カメムシ類
(手取り、カマキリ、カエルなど)、9月中旬ダンゴムシ、
   ゾウリムシ(手取り)。

  残念ながら天敵は害虫が発生してから後、発生する。テントウムシの餌がアブラムシ。
  従ってアブラムシが大発生すればテントウムシも大発生。
  ただしハウス内などでは生育空間が限られている為、餌が無くなった
  テントウムシの幼虫は共食いし、全滅する時も経験しました。

3:台風や春の突風竜巻など

  台風は何故か2回とも梼原の東側を通過し、強風の被害は軽微でした。
  ハウス屋根フィルム1棟飛び、2棟の屋根フィルム亀裂。
  集中豪雨はハウス内床下浸水4回。(松原農場は田圃用に造成された土地で、
   排水性悪く一度浸水するとハウス内は湿度100%となり、カビの天下となる) 

ハラペーニョ新発売

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ハラペーニョーを縦割りし種とワタを取り(辛みを控える場合)、薄く輪切り。赤玉ねぎも薄くカット。塩を軽く振り、ワインビネガーを加え冷蔵庫でしばらく辛みを馴染ませる。あとは大きめにカットした完熟トマトを加えて混ぜれば出来上がり。好みでコリアンダーやバジルなど加えて食べる。

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トマトを食べた残りのスープに再度トマト、キュウリを加え、我慢できず冷えた安い赤ワインをコップに一杯。この一週間激しい雨と突風でハウスのフィルムが一部剥がれハウス内が冠水。トマトが割れて割れて飲まずにはいられません。

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緑のタバスコに使われるハラペーニョ。辛さは鷹の爪の約5分の1.鷹の爪の辛さは痛いが、ハラペーニョは熱い(ホットな辛さ)。最も味覚は体調や個人差が大きいので自分で調整願います。

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アロイトマト。桃太郎にこだわった篤農家の作品で3年前20粒のタネを譲り受け栽培。自家採種や挿し木で増やし、梼原の地での適応選抜中。雨除けハウスで甘みは出せるが収量は不安定。耐病性や受粉着果は今後の課題です。

美味しい植物園 今日の収獲

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6月10日アーテチョーク-155.jpg
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6月11日アーテチョーク-155.jpg
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「美味しい植物園」は心と身体に優しい食べ物

(野菜:穀物:ハーブと加工品)に特化した植物園です。

2018.6現在野菜約110種、ハーブが31品種ハウスと

露地畑で育成されています。

予約(時間、人数、お名前)を入れて来園すれば

朝収穫された野菜たちを試食できます。

(写真はアーテチョークの開花1週間の様子です、種が充実するまであと1ケ月は掛かります)

世界一小さな美味しい植物園 梼原町松原でプレオープン

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世界一小さな美味しい植物園--今日の収穫

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美味しい植物園ーロカヴォ松原農場の今日収穫された野菜たち。

久し振り晴れの日曜日11時、地元松原の7名の方が初めて「美味しい植物園」を訪れました。

色とりどりのエアルームトマト、ホットなハラペーニョや野菜だけのスープ、茹でたビーツやシェムワトマトパン(このパンは水も使わず:トマトピューレ、ドライトマト、トマトの酵母だけ)を試食し、最後高津の案内で農場内の作物を見て回り熱い日差しの中、帰られました。

今後の地元の反応が楽しみです。

エアルームトマト収獲中

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2018.6.20今朝の収穫2−500.jpg

2018.6.20今朝の収穫エアルームトマト。昨夜からの強い雨音で今朝は小鳥の声も聞こえず、

ひたすら1〜2段目の小さな実を片手で摘み取る。梅雨時のトマトは割れやすい。割れ目のある実はそのまま口のなかに。この美味しさは誰も知らない。

6月中旬有機野菜3000円セット

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6月中旬3000円セットは個性的なトマトがタップリ豪華です。トマト5種〜10種;キュウリ2種、インゲン2〜4種、ズッキーニ2種、玉ねぎ2種、ジャガイモ、ビーツ、ニンニク、リーフレタス、写真にはありませんが短根ゴボウ、ピーマン3種、ナス2種、エンツアイ、カーボロネロ、コラード、ワイルドケールなど固定種や伝統品種、固有種ばかり。

ロカヴォの有機野菜は、梼原の自然環境に適応できる品種を選抜し、自家採種し、美味しい多様な個性の命を維持継承しています。

ビーツ(デトロイトダークレッド)収穫中

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5月ロカヴォ松原農場のビーツが今年は良く出来ました。品種はデトロイトダークレッド(固定種)。現在収穫のビーツは葉付きです。

赤い茎も葉も炒めたり煮込めば美味しく食べられます。根は皮を剥かず丸ごと弱火でゆっくり茹で、冷めてから皮を剥き輪切りにスライス。そのままでも、塩、オリーブオイル、胡椒などを振りかけ頂きます。土の香りと甘みが美味しい。また輪切りしたビーツをヴィネガーに漬け込めばサラダなどの付け合わせに便利な保存食に。秋から冬のビーツはボルシチなど煮込み料理が良いでしょう。

「土の恵み」ビーツを年に一回ぐらい食べてみてください。真っ赤なお口の中だけでなく血流も良くなるかもしれません。

種取り(自家採種)の季節です

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コラード種取用 草丈は2mを超えキャベツの仲間とは思えません。写真左の衣は右側の同じコラードの花粉が付かないように虫よけ風除けです。葉の凹凸が特徴の左の株が本命です。2〜3年種取りすればロカヴォの固有種となるでしょう。

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。