カタバミは眼を攻撃する危険なグランドカバー

カタバミ500.jpg

カタバミは不耕起の日当りの良い乾燥した場所が好きで、雨よけハウス内の植栽されてない至る所に知らぬ間に繁殖している。クローバーに似ているが、クローバーはマメ科で仲間ではない。

花は黄色、垂直な果実は円筒形で、熟すと振動ではじけ、小さな赤みを帯びた種が四方に飛び散る。
しゃがみ込み手でカタバミを引き抜こうとすると、頭から足元まで目に見えない一斉射撃を受ける。
眼に入るととても痛く涙では取れずとても危険。
またカタバミはシジミチョウの繁殖雑草で、今年の夏もハウス内で蛾の一種として大発生。
カタバミは繁殖力が強く、一度根付くと絶やすことが困難であることから、武家の間では、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案として用いられたらしいが、私にとっては危険な害草です。

有機農場の手強い害草たち

スイバ

suiba-250.jpg
  • タデ科の多年草 名前の通り全草酸味がある。春先のスイバ(ソレル)をフランスなどでは良く食べる。サラダやスープが一般的な食べ方。

ギシギシ

gisigisi-250.jpg

タデ科の多年草  スイバより大きく且つ、逞しい。根は大きく張り、何年も経つとごつく太くなりなかなか掘り上げるのは難しい。根が地中に残ると発芽し株が出来る。

inuhouzuki -500.jpg

イヌホウズキ なす科

夏から秋に白い花を咲かせ、秋遅く小さな黒く熟した実を付ける。全草毒がある。漢方では解熱剤や利尿剤となるが種がこぼれ彼方此方に生え、写真のように群生もするので、実を付ける前に早めに抜き取る。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-7140-0721

担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。