ロカヴォ 春の有機農場

ハウス周囲の草むらは、春先野草が花盛り
本当の棲み分けでも共生でもありません。人の手による草畑です。
農場の小道も土手も春から秋まで雑草に覆われます。年に4〜5回の草刈りが欠かせません。
小道の草は、毎年花や実が付くまでに刈り取られ、草丈が大きくなる品種は生き残れず、小さい草だけが生き残り種を落とします。そして数年後写真のようなお花畑が誕生します。

カジカガエルの鳴き声は軽やかな金属音に近い音。低音から清流が流れるように高音に転がり深みで小さく渦巻きながら、また流れ出す、小石に絡みながら。
2月、珍しく暖かい陽射しに本当の春を待ち侘びる様に、 ハウス棟間の雪解け水で軽やかな詩が続く。
3月、黒いゼリー状の卵が防草シートの水溜りに一杯。強い陽射しでの乾燥を心配し、ハウス横の田セリが密集した排水路の中へ卵を運ぶ子供がいる。