ロカヴォ 春の有機農場

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ハウス周囲の草むらは、春先野草が花盛り

本当の棲み分けでも共生でもありません。人の手による草畑です。

農場の小道も土手も春から秋まで雑草に覆われます。年に4〜5回の草刈りが欠かせません。
小道の草は、毎年花や実が付くまでに刈り取られ、草丈が大きくなる品種は生き残れず、小さい草だけが生き残り種を落とします。そして数年後写真のようなお花畑が誕生します。

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カジカガエルの鳴き声は軽やかな金属音に近い音。低音から清流が流れるように高音に転がり深みで小さく渦巻きながら、また流れ出す、小石に絡みながら。

2月、珍しく暖かい陽射しに本当の春を待ち侘びる様に、 ハウス棟間の雪解け水で軽やかな詩が続く。

3月、黒いゼリー状の卵が防草シートの水溜りに一杯。強い陽射しでの乾燥を心配し、ハウス横の田セリが密集した排水路の中へ卵を運ぶ子供がいる。

ロカヴォ 冬の有機農場

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積雪50cm最低気温-8℃南国高知の山奥、梼原町には除雪車が欠かせません。

四万川農場は標高550〜700m前後。季節の温度差だけでなく昼夜の温度も激しく変わります。
また春と秋が短く、寒く長い冬が終わると、すぐ夏の強い陽除けを準備しなければなりません。蒸し暑い夏の終わりがハッキリしない間に、朝ストーブが欲しくなり、ハウスは冬の準備に入ります。鶏も野菜も虫も山の動物たちも、この環境の中でしのぎを削り生きているのがわかります。
(ここ数年梼原では大雪になりません。写真は4年前のものです。但し今年の夏の大雨、日照不足は予測不能でしたので、大雪にも対応できるよう準備は必要です) 

ロカヴォ 秋の有機農場

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四国カルスト大野ヶ原の麓のソバ畑に、蜜蜂の羽音だけが響きます。

ロカヴォの有機栽培は少量多品目栽培。一年中の食生活に必要な様々な農産物を自給生産、出荷します。多様な品種は野菜だけではありません。有機農場の雑草も土壌の小動物も微生物も、ロカヴォで働くスタッフも実に多様。この多様な生き物の在り様が、不安定な自然環境:社会環境から身を守り、持続可能な仕事を自立させ得る前提です。

初夏の有機農場

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朝の冷気と四万十川源流の冷たい水、葦や青草に覆われて、夏野菜が育ちます

ロカヴォの葉物野菜は無加温のハウス育ち。野菜に灌水する水はアメゴやドンコが自生する、四万十川源流域の森からの冷たい湧水です。ハウスは野菜の生育を早める為でなく、過剰な雨、風を防ぎ、杉花粉など大気中の塵や埃からも葉物野菜を守ります。

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。