真夏の炎天下、生い茂る青草に負けず元気な野菜は苦瓜(ゴーヤ、つるレイシ)とオクラ。
堅いゴツゴツの突起貌、強い苦みのゴーヤ、鋭く尖った緑のオクラは噛むとねばねば。
ゴーヤは熱く焼けつくハウスの鉄骨をよじ登り、オクラは燃える太陽に向かって真っすぐ伸びる。
緑の苦瓜は熟すと鮮やかな黄色になります。完熟苦瓜は自ら腹を割り、真っ赤な種を鳥などの動物達に食べるよう誘います。伊豆韮山の山間に住んでいた子供のころ、夏のおやつにこの真っ赤な種を頬張り、薄甘い果肉?を鳥より先に食べていました。苦瓜の種子はカメの甲羅の様な堅いゴツゴツのヘリのある茶色。きらく庵では毎年形の良いものを種とりしています。