10月下旬、梼原の短い秋が終わり、朝の冷え込みが6℃〜8℃になると、大豆の葉が一気に落ち薄茶色の殻だけの姿となりました。いつ霜が降りてもおかしくない晴れた日、朝露の乾きを待って大豆の株を引き抜き、夕方まで秋の陽射しで乾燥させます。
カラカラと鞘の中の大豆が鳴れば乾燥した証。
シートの上で軽く叩けばきれいな丸い大豆が転がり出ます。
11月には必ず雪の日が来ますから、大豆の手作業での脱穀、選別をした後、いよいよ豆腐作りに挑戦です。長い長い今年の夏の雨模様の悪天候の中、病気もせず虫にも負けず、健気に育った丸い小さな実が、お豆腐に変身する。枝豆も美味しかったから豆腐も間違いなく美味しいだろうと、今から楽しみです。