5月の強い陽射しで、露地野菜も輝いています

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晴天が続く5月の露地野菜は、朝の冷え込みと、昼間の強い陽射しを受けて、逞しく且つ繊細な環境の中、光り輝く見事な色彩です。

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瑞々しい春大根が食べ頃です

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新年早々、無加温のハウスに種蒔きされた大根が、ようやく大きくなりました。真冬の氷点下の寒さの中、昼間の短い陽の光を大切に使ってじっくり時間をかけて大きく育った春大根は、甘く瑞々しく、辛味も爽やかです。又、大きな茎と緑の葉も貴重な青物です。みじん切りし、軽く塩揉みし、鰹節と一緒に。甘酢でも美味しいです。あるいは軽く油でいため、醤油だしで煮込めば、ご飯のおかずにピッタリです。

冬の人参は美味しい

カブ、大根、ニンジン収穫

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  • ロカヴォ本も谷農場で収穫中。右から白菜、ニンジン、ニンニク、大蕪、大根など。ニンニクはマルチから芽を出したばかり。ニンニクの収穫は6月です。

ちょっと早めの収穫

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  • 今年の夏は高温乾燥が続き、秋、茎葉は大きく伸びたが人参の果肉の育ちは今一つ。少し早目の収穫です。
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四国カルスト台地からの山水で洗われた人参は鮮やかな地肌を現しました。立派な葉を鶏だけに食べさせるのは惜しいので、オリーブオイルを加え緑のペーストにしてみました。栄養価の高い人参葉をたくさん食べて欲しい、生産者のお願いです。

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ロカヴォ初夏の豆たち

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5月6月のロカヴォの豆はスナックエンドウ、ソラマメ、インゲン。それぞれ美味しい豆たちですが、特にお勧めはインゲンです。甘みがあるだけでなく味の在る豆(鞘ですが)です。例えば夏野菜のスープにインゲンが入らないと夏らしくありません?。スナックエンドウはシャキサクした歯応えと甘いスナック菓子のよう。子供も喜びます。ソラマメは独特な風味があり、塩茹で空豆を腹いっぱい食べた思い出は、子供時代の楽しい記憶の一つです。ロカヴォの夏野菜はこれからキュウリ、ミニトマト、トマト、ピーマン、なす、オクラ、パプリカ、かぼちゃと次々収穫となります。今年の枝豆は美味しい黒大豆。例年より早く6月下旬ごろから収穫となります。

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ブロッコリーはビタミンCを多く含むだけでなく、栄養価の高いアブラナ科の野菜です。(ベジタリアンの鶏も大好きな野菜です)
2月現在出荷中のブロッコリーは無加温のハウス育ち。写真は頂芽。大株に育つブロッコリーの花芽の最初の蕾だけが大きく、後は葉の付け根から出る脇芽は小さく商品価値?は下がりますが、美味しさは同じです。太い茎も美味しい。茹でるときは茎から先に茹で花芽(小さな花の集まりです)は後から入れ、花芽が鮮やかな緑色になったら笊などに上げます。そのまま温サラダに、炒めても蒸し焼きでも、すり潰してスープでも美味しい。
 一年中食べたい野菜ですが、虫も付きやすく暑さにも弱いため、無農薬での露地栽培は難しいところです。

今年は春作を2回続け、何とか初夏まで収穫できるよう考えています。 

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ロカヴォ四万川農場の(無加温)雨除けハウスは間口6m、奥行き50mのパイプハウスです。連棟の大型ハウスですと大雪の時、除雪(雪下ろし)が出来ませんから全て単棟ハウスで11棟あります。(松原農場は大雪の心配はありません?から連棟ハウスです)今年は何回ハウスの雪下ろしをする事になるのか楽しみです!!。
写真はこかぶ、左側は青ネギとディルが植えられています。 


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蕪菜の葉も食べましょう

アブラナ科に沢山付く害虫、アブラムシ、コナガ、ゾウムシ幼虫などが何故か少なく綺麗な葉が茂っています。
カブの葉は塩もみ、煮びたし、炒め煮などがおすすめです。


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収穫後水洗い
今年は3種類の蕪を育てています。真っ白な肌のコカブ、かぶの頭の部分だけが赤紫のあやめ雪、千枚漬けに使われる大かぶ。寒さが厳しくなるほど甘味が増してきます。カブを4つ割りにし熱湯で軽く茹でてから少し焦げ目がつくまで焼きます。(オイルでもバターでも)塩コショウで味付けて出来上がり。蕪の甘みと香りが引き立ちます。


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赤い茎の里芋は2m近い草丈です

子芋は小さく数も少しだけ。ほとんど食べられませんから親芋だけが頼りです。ひげ根は太く真っ白で見事な出来栄え。食べられる親芋はどこにあるのかよくわかりません。


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直径20㎝近くもある株元の太い茎

茎を切ると切り口から一斉に水が溢れてきました。里芋の茎を食べる習慣が各地にありますが、赤い茎のほうが灰汁えぐみが薄く、皮をむいてそのまま調理できます。(茎を食べる専用品種リュウキュウは緑の茎です)


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親芋は純白です

さらに深く切り込むと突然茎の中から真っ白な芋が現れました。武骨な親を幾重にも赤みを帯びた茎の層が包んでいます。親芋はぬめりがほとんどなく火が十分通ればほっくりまろやかな美味しさです。


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日本の代表的な唐辛子、鷹の爪の収穫が始まりました。6月からの異常な悪天候がまだ続いていますが、鷹の爪はハウス栽培。順調に生育中です。(露地の畑は2日と晴天が続かず、雨が毎日のように降っています。雑草だけが生い茂り、作物は不作です)。青唐辛子は薄く輪切りし薬味に、あるいは味噌やトマトなどに加えピリ辛ソースなど、赤唐辛子はドライで保存するだけでなく、オイルやヴィネガーに漬けても長く楽しめます。夏の暑さに疲れた身体にさわやかな刺激となります。
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夏の有機野菜セットは(3000円)完熟トマトを中心に、ピーマン、ナス、パプリカ、キュウリ、スウヨウキュウリ、オクラ、ミニトマト、サラダボール、法蓮草、小松菜、水菜、など10種にバジル、青ジソ、ミントなどのハーブ1点のお得な詰合せです。(2回目からのご注文は品種の選択も可能です)。

ロカヴォの有機野菜は全て自社農場産ですから、新鮮で安全です。出荷当日の朝から収穫し、夕方出荷。翌日の夜には食卓に並びます。http://locavo.net/shop.cgi?class=0&keyword=&superkey=1&FF=0&order=&pic_only=

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夏の野菜料理に欠かせないズッキーニの収穫が始まりました。毎朝午前中に手で受粉し、4〜5日で食べ頃となります。カボチャの仲間ですが、果肉の柔らかい内に食べます。30年以上前、初めて東京の市場に出荷したころは日本在住の外国人しか食べていませんでした。

個人経営のフランス:イタリア料理店が、日本に定着するのに合わせてハーブと共にズッキーニも普及してゆきました。今では地方都市のスーパーでも見かけるようになりました。

ズッキーニは鮮度が命。収穫後1週間も経つと苦みが出てきます。スープ、煮込み、炒める、焼く、蒸す、揚げる、なんでも合いますが、新鮮なズッキーニを輪切りし、

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ニンニク、タイム、塩コショウでオリーブオイルで焼く。

シンプルで味わい深い一品となります。

ズッキーニは長い梅雨時に雨に当てず、樹勢を維持できれば秋まで次々新芽が延び収穫できます。

 

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サラダボールはロカヴォオリジナルのリーフレタス。一年中安定価格で生産出荷しています。水洗いしたら手でちぎり、ロッケットサラダやチャービルなどのハーブとドレッシングで和え、シンプルなサラダに。滑らかな歯触りと青臭くない緑の葉の味を楽しめます。

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 朝収穫されたサラダボールは、山からの冷たい水で洗われ、水切り後袋詰めされます。(収穫された野菜の鮮度を保つには、できるだけ早く野菜の体温を下げる事がポイントです。体温を下げ、野菜の呼吸を抑えて、消耗を防ぎます) 

 ロカヴォの有機野菜は日持ちが良いとお客様からの声がありますが、冷蔵庫で寝かさず、鮮度の良いうちに早く食べてほしいのが生産者の願いです。 

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青大根も、紅芯大根もどちらも余り見栄えのしな

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い小さな大根ですが、食べてみると意外に美味しい。

まずは薄く皮むきし、すりおろしてみてください。瑞々しく鮮やかな色が、新鮮です。優しい甘みと辛味があります。加熱すると果肉は崩れず、少しホクホクする感じ。

新年に白、赤、緑のおろし大根でつき立てのお餅を頂くのも、悪くありません。

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あやめ雪は、きめ細かい肉質で歯ごたえもしっかり有ります。加熱しても煮崩れしません。

生、塩もみ、酢漬け、糠漬け、蒸し焼き、炒め物、煮物など、蕪、茎葉とも美味しく食べられます。

白カブより病害虫、寒さに強いのも 助かります。

大型の青唐辛子。熟すと真赤と為る。生で食べる時は、ヘタを取り種と綿を取り、輪切りに。
鰹節、生醤油で。辛味を和らげたい時はゴマ油などを少し。炒め物、夏野菜の煮込みなどに
一本加えると、心地よい刺激と為る。
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 赤丸ラディシュとフレンチブレックファースト。春のサラダにふさわしいきれいな赤。  丸ごとかじるのがお勧め。葉も食べられます。刻んで軽く塩もみし浅ずけに。
 カブは甘酢漬けも美味しいが、鮮やかな赤色は残らない。  名前の通り初めてのパリの朝食、ボール山盛りのラディッシュにチキンパテを付け、丸かじり。  そしてワインを飲む。印象に残る朝食。30年前の昔の話。  今はどんな朝食を食べているのでしょうか。  サラダボール、紅ほうれん草、ロケットサラダにラディッシュを加え、シンプルなドレッシングを  タップリかけ、かき混ぜるだけ。身体が目覚める春のサラダの出来上がりです。

真夏の炎天下、生い茂る青草に負けず元気な野菜は苦瓜(ゴーヤ、つるレイシ)とオクラ。

堅いゴツゴツの突起貌、強い苦みのゴーヤ、鋭く尖った緑のオクラは噛むとねばねば。

ゴーヤは熱く焼けつくハウスの鉄骨をよじ登り、オクラは燃える太陽に向かって真っすぐ伸びる。

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緑の苦瓜は熟すと鮮やかな黄色になります。完熟苦瓜は自ら腹を割り、真っ赤な種を鳥などの動物達に食べるよう誘います。伊豆韮山の山間に住んでいた子供のころ、夏のおやつにこの真っ赤な種を頬張り、薄甘い果肉?を鳥より先に食べていました。苦瓜の種子はカメの甲羅の様な堅いゴツゴツのヘリのある茶色。きらく庵では毎年形の良いものを種とりしています。

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蒸し暑い梅雨時に食べたくなる野菜は、冷やしたキュウリとトマト。いやいやズッキーニ、なす、オクラ、ニガウリもいい。ピーマン、青とうがらし、シソの香りも欲しい。次々に浮かぶ料理のイメージで食欲減退どころではありません。

夏は野菜が豊富ですが、天候が良ければ豊作で価格が下がり売れなくなります。梅雨が長引き日照不足で不作となれば、価格が上がりきらく庵の有機野菜は良く売れます。市場経済と消費者心理は曲者です。

高温多湿に耐え、頑張る勇気野菜達の貌をどうぞ。

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一節から二本のキュウリ

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7段目が開花中のトマト マルハナバチが受粉

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担当:高津

四国カルストの麓、環境モデル都市梼原町で25年以上有機野菜:ハーブ:穀物などを栽培し、自家用に鶏や食用ウサギなども飼ってきました。
2018年より一人松原農場に専念し「専門植物園」として「日本植物園協会」の認定を、今、目指しています。
「小さな美味しい植物園」は人間が食べる植物(野菜果物ハーブ穀物など)を500品目以上年間切らさず生産展示。勿論無農薬無肥料、土壌と作物に一切の「商品」を添加しない「自然農法」です。
自家採種100%が梼原町の固定種を産み出します。食べ物の自給自足=地域自給こそが地球環境の激変=社会環境の劣化から「大切な人」を守る残された唯一の道です。